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【スパイダーマン:ホームカミング】ソニーとマーベルの最強コラボレーション。 [映画]

社会人になると、学生の頃ほどは刺激がなくて、毎日同じような日々が過ぎていくのかもしれないと思っていました。20代後半にもなれば、精神的にも成長していて、少しのことでは動じないような大人になっているのだと思っていました。でも今なら少しわかります。年齢なんか関係なくワクワクするような日々を送ることもできるってこと。多分どこまでいっても成長しきることなんてないってこと。
特別な才能を夢見ていた15歳の頃、一体どれだけヒーローに憧れていたのか、もうあまり思い出せません。地に足着いたヒーローに、私は近づけているのでしょうか。
今回の記事はそんな15歳のおちゃめなヒーローの物語です。みなさんこの映画は絶対に映画館で見てくださいね。

71回目の記事は、「スパイダーマン:ホームカミング」について。
・「スパイダーマン:ホームカミング」2017年8月11日公開 【映画】

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アメコミ映画大好きな私の大本命がやってきました。まずは副題のホームカミングの意味から。ディズニーのマーベルスタジオが「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」として、アイアンマンからアベンジャーズシリーズを始めて久しいですが(勿論私は現在までに公開されている15作全部見てきています)、スパイダーマンだけは版権をソニーが持っていたのでマーベルヒーローと一緒に映すことができなかったんですね。
で、数年前にソニーとマーベルが仲良しになり、お互い自由に版権に縛られずに映画を作れるようになりました。映画界の転換点です。そしてやっとスパイダーマンはマーベルの世界にホームカミングできたのです。そんな副題をソニーが付けたということも大きな意味を持つと思います。

http://dbywars.blog.so-net.ne.jp/2016-05-15
物語は「シビルウォー/キャプテンアメリカ」でのスパイダーマン初登場シーンから始まります。2度目のリブートなので、もうベンおじさんの死も蜘蛛に噛まれるシーンもお腹いっぱいな観客向けに、ヒーローもの1作目としては異例の、ヒーロー誕生秘話を一切描かないという思い切った描き方をしています。
15歳の高校生ピーター・パーカーは、世界のヒーローであるアイアンマンやキャプテンアメリカと会い、その興奮で動画を撮影する、まさしくヒーローに憧れるアメリカのただのティーンエージャーでした。今までのスパイダーマン作品に漂っていた孤独感や悲壮感が一切ない、シンプルな娯楽作として仕上がっていました。私はアンドリュー・ガーフィールド扮するアメイジングシリーズが大好きだったのですが(ヒロインがエマ・ストーンで可愛すぎる点が重要)、こっちのトム・ホランド版も全く雰囲気が違っていて最高。若さが前面に溢れていて、大人になりきれていない私としては共感の嵐でした笑

スタートからゴールまで忙しなく物語は進んでいき、笑いの要素もふんだんに盛り込まれているため、見ていて全く飽きが来なく、今までのスパイダーマンシリーズを見ていても一切既視感がありませんでした。それは多分物語の切り口がガラッと変わったからでしょう。姿を隠してヒーロー活動する大変さや、恋人とヒーローとの間で揺れ動く描写などはほぼ全カット。とにかくトニー・スタークに認めてもらいたくて騒ぎを起こしていくほんとにただの15歳。だからこそすごく愛おしい感じで見てしまいます。
今までのMCUを見ていると、トニー・スタークがどんな考え方をしてどんな決断をしてきたかがわかるので、ピーターの先輩としてのトニーの台詞が過去の自分にも向いていて深いです。ほんとに味のあるおじさんになりましたロバート・ダウニー・Jr。数少ない登場シーン一つ一つがカッコよすぎて、慣れ親しんだキャラだからこその安心感があります。さりげなくペッパーが出てきたのも、ちょっとしたサプライズでした。
キャプテンアメリカのVTRも勿論好きでしたよ。

そしてこの映画がここまで面白い作品になった最も大きな理由は、悪役を演じたマイケル・キートンだと思います。マイケル・キートンといえば、初代バットマンを演じ、最近ではバードマンに出ていた人です。彼が今回の悪役「バルチャー」を演じました。
今作はスパイダーマンの誕生や家族、恋人を掘り下げない分、悪役であるバルチャーの掘り下げに描写を丁寧に使っていたと思います。ニューヨークでの事件後にがれき処理の仕事のリーダーをし、スタークのせいで仕事がなくなり家族が路頭に迷うぐらいならこの隕石の力を利用しよう。そして8年間、自分の身の丈をしっかり把握し、アベンジャーズに知られないように細心の注意を払いながら闇ビジネスしてきた人。
境遇がとても同情できるキャラで、人を殺したり世界を混沌に鎮めようとしたりもしない、地に足がついた悪役だからこそ、久しぶりに骨のある愛するべき悪役が生まれたのだと思います。今回は、予想もしなかったビックリもあり、とても印象に残りました。

今までのスパイダーマンとはガラッと雰囲気の変わった、普段洋画を見ない人も楽しめる万人向けの娯楽作として完成していると思います。ヒーローものの中で、一番ハードルが低い作品なので、是非是非みなさん映画館に足を運んでください。まだ夏休みは終わっていませんよー。
それでは、また来週!
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【パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊】波が激しい時こそバルボッサのおじさんの出番です。 [映画]

最近心の波の揺れ動きが激しくて、さらっと先週分の更新を忘れました。その分お盆休みに連投します。
自分自身の心を自在にコントロールすることは思っていたよりも難しくて、いつの間にか舵を握れていなかったことが相応に起こり得ます。その状況に自分で気付くことは少し勇気のいることですが、「己が下手さを知りて一歩目」ということで、曲がり始めていたベクトルを元の方向に戻せるだけでも大きな一歩なのかもしれません。
今年のお盆は家でゆっくり休憩しようと思います。またいつか、船の舵を自分で握って、自由に大海原に出ていけるように。ジャックのコンパスに映る私の一番欲しいものは、どちらの方角を指すのでしょうか。

70回目の記事は、「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」について。
・「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」2017年7月1日公開 【映画】

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ジョニー・デップのパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズの第5弾。ディズニー配給で、子ども含めた万人向けの最大級娯楽作がやってきました。ジャックの動きとかハチャメチャな展開とか、映画として本当にシンプルに楽しめる作品です。でもやっぱりシリーズ通して見ていると嬉しい要素が多いです。
今回は第1作目から通してのシリーズの感想も書こうと思います。

1作目の呪われた海賊たちの完成度は、誰も文句のない素晴らしい出来だったと思います。そういえば最初の敵役はバルボッサでしたね。海賊同士のいざこざ感が楽しくて、ファンタジー要素はまだ少なかった初期。あくまで自分自身を一番大切にするジャックと、人のために動くウィルの対比は最初から健在でした。でも憎めないんですよねー、キャプテンスパロウは。金貨を奪い合うという構図も海賊らしくて楽しい。
2作目のデッドマンズ・チェストは、デイヴィ・ジョーンズ編の前半にあたり、ノリントンとジャックとウィルの三つ巴感がとても楽しい作品です。当時の期待値もとても高く、映画史上の興行収益も5本指に入るレベルでした。みなさんノリントンやベケット卿覚えています?笑 とにかくこの映画で大切なことは、ヘクター・バルボッサがラストで復活したことでした。当時、あのリンゴをかじる仕草が流行ったなー。
3作目のワールド・エンドでは「パーレイ」という言葉が流行ったような気がします。また見ないと色々思い出せませんが、絶滅されかけた海賊たちが集結して、最大の戦いに挑むスケール感ある物語でした。その分登場人物も多くて大変。こういう時、海外ドラマや洋画慣れしていると、どれだけ登場人物が多くて複雑な関係でも、問題なく楽しめるんですよね。デイヴィ・ジョーンズはさすがのラスボス感を漂わせていました。
4作目の生命の泉は、前3部作とは変わってウィルとエリザベスが出てこないので、少し雰囲気が変わった映画になりました。人魚の描写が生々しかったり、ペネロペ・クルスがかなりいい味を出していたりと、単作として完成していました。それでもそこまでは印象に残らなかったイメージ。今作もやっぱり主役はバルボッサでしたね。ジャックが一番魅力的なことには変わりないんですが、結局何をしたの?と考えると、バルボッサの方が人間らしく色々動いているんですよね。

そして5作目である今作の最後の海賊。原題の「Dead Men Tell No Tales」は、あのアトラクションで人形がずっと歌っている歌詞ですよね。なぜそこからこの邦題になったのかは見終わっても分からず。
さあ、ここまで主役をずっと張ってきた(個人的見解)ジェフリー・ラッシュ演じるヘクター・バルボッサの最大の見せ場がこの映画になります。ネタバレを含まないブログなので詳しくは語りませんが、やっぱりこの男が動くことで物語は前に進んでいきます。
今作で準主役を張ったヘンリー(ウィルとエリザベスの息子)と天文学者のカリーナもかなりいい味を出していました。ヘンリーは父親のウィルにそっくりの行動をしますし、1作目を懐かしくしてくれます。カリーナはビックリするほどの美人。この感動を一言で表すなら、アメイジング・スパイダーマンでのヒロインであるエマ・ストーンを初めて見た時に、こんな美人がこの世にいたのかというほどの驚き。(SONY配給のスパイダーマン・ホームカミングは8/11公開です、皆さんお見逃しなく。)
この2人にジャックを加えると、最初の頃の3人を思い出してきて、やっぱり3人で動いてこそジャック・スパロウは輝くなと思いました。勿論バルボッサと2人で動いている時も輝いているんですけどね。
戦闘シーン等もシンプルに笑える楽しい絵ですし、物語も迷わずに、気軽に誰でも楽しめる娯楽大作だなと思います。
3作目のラストのシーンを見て当時感動した人たちには、今作のラストは絶対見逃せません。ウィルとエリザベスが少しでも出てくれるだけで、こんなに嬉しいものだとは思いませんでしたね。

ジャックの冒険はまだまだ続きます。私の冒険もまだまだ続きます。自分の心が差す羅針盤の方へ向かって、お互いまた頑張りましょう!それではまた来週!
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【ローガン】最後のヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワート [映画]

映画もゲームも海外ドラマも最近盛り上がり過ぎで、インドアライフだけでも人生足りなくて辛いですね。この前、ウォーキング・デッドのシーズン6が見終わり、なぜシーズン7を直接配信していた去年にHulu見ていなかったのか凄く後悔しているところです。今月から始まるゲーム・オブ・スローンズのシーズン7もスター・チャンネルは契約できないし。もっともっとエンタメへのアクセスが便利になって欲しいと思うこの頃です。
ゲームではシューティングコントローラーが遂に発売され、PSVRが久しぶりに盛り上がってきています。コントローラーが実物の形になるだけでここまで世界が変わるのかと、技術革新に最近ほんと感動しています。
それに比べてボードゲームは相変わらずの品薄で、プレミア価格が正直ひどすぎるレベルです。こちらはそろそろ情報へのアクセス方法を変えなければいけないかも。

65回目の記事は、X-MENシリーズスピンオフ3作目、「ローガン」について。
・「ローガン」2017年6月1日公開 【映画】

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X-MENシリーズは1から全作見ている大ファンで、旧3部作の主人公であるウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)とプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)は、本当に敬愛している最高のキャラでした。新3部作のマカヴォイとファスベンダー、そしてジェニファーが大好き過ぎて、新の方が個人的にはかなりハマりましたが、旧の方もやっぱり好きでした。一番好きなのは「ファースト・ジェネレーション」で、次に「フューチャー&パスト」です。ああ、時間できたらまた見よ!
さて、今作はウルヴァリンが主役のスピンオフの3作目で、正直全2作が駄作でしたし、監督も変わらなかったので不安でしたが、今作だけはビックリするほどの名作になっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=Vuh8n7AbT_o

軽くあらすじです。ミュータントが生まれなくなって久しい未来、ローガン(ウルヴァリンの本名)とチャールズ(プロフェッサーXの本名)はひっそりと暮らしていました。認知症のような状態の弱りきったチャールズは世界一の爆弾脳みそだと思われており、ローガンも不老不死に近い状態だったはずが、回復スピードがかなり遅くなっていました。
2000年公開の1から17年間戦い続けてきた主人公2人の、世代交代への最後の映画になります。映画軸では200年近くも戦い続けてきたローガンの、正真正銘のラストエピソードになります。
最近は続編へと続く作品がとても多い中で、今作が最後だと分かりきっているからこその大胆なまとまりのある哀愁漂う傑作に仕上がっています。中途半端なエンタメ作品になった前2作と違い、最も偉大であった2人のキャラクターに対する愛を一身に受け、一切の妥協なしで作られた作品です。
ヒーローものでR15という、子どもをこの映画の対象から抜くという英断は素晴らしいです。それだけに、とてもグロいシーンも続きますし、リアリティや泥臭さが丁寧に描かれており、ローガンとチャールズを長年愛してきた大人たちを納得させるだけのクオリティに仕上げてきています。ヒューも映画雑誌の取材で、R15が肝だと言っていました。

死に場所を探している風もある2人は、1人の少女(ローラ)と出会い、長い旅に出ることになります。一言も話さないこの少女が、また本当に素晴らしい演技。アクションも全盛期のウルヴァリンのような爽快さがありつつ、R15だからこそのムゴくてリアルな戦闘シーンは、思わず息を飲むほど。
上映時間も結構長いので、見ごたえがあります。なんだかスターウォーズのエピソード3を見ているかのよう。因みに、新3部作の1作目「ファースト・ジェネレーション」を映画館で見ている時は、SWのエピソード1~3を一気に見ているような気分でした。
ローガンとチャールズ、チャールズとローラという、2つの親子に似た関係が同時に描かれ、やはり家族の愛のようなテーマを滲ませながら、明るい雰囲気にはなることなく何度も盛り上がりを迎えます。

いつものX-MENのような難しすぎる設定があまりないため、誰が敵で何のために旅をしていて、最終目的は何なのかがとてもわかりやすいです。その道中で戦闘シーンが割り込まれ、終始ダレることなく続きます。
特に好きだったのは、チャールズが「こんな楽しい夜は久しぶりだ」と家族の温かさに触れる部分、ローラが少しずつ懐いてくる部分、ローガンが最後の最後に家族を感じる部分です。ラストシーンでXを作ったのは、これでこの物語は終わりだというピリオドの意味のXと、X-MENをかけていて最高でした。ああ、本当に終わってしまったのだなと。でも、こういうしっかりした形で描ききって終わってくれてよかったなと本当に思います。

この偉大な役を17年間演じ続けてきてくれたヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワート、本当にお疲れ様でした。
それではまた来週!
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【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス】高すぎる山なんてないのだから。 [映画]

今週の一挙2話更新2話目。当然、再度アベンジャーズシリーズについて。
映画もゲームも今年も大豊作なのでとても楽しいですね、ブログを書いていて。いつかこのブログも、ただのブログではない何かに変えていく構想を練り始めたので、数年プランで作成していこうと思います。勿論、毎週のコンテンツは欠かさないです。
今週はロサンゼルスで世界一のゲーム見本市「E3」が開かれました。やっぱりソニーの発表は物凄く盛り上がりますね。アベンジャーズものとしてPS4のスパイダーマン新作の映像だけ貼っておきます。これが今のゲームです、もう遊べる映画ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WPOYnxQOJyk
モンスターハンターワールドやスカイリムVRなども発表され、ゲーム業界がとても活況になってきました。何度も言っているかもしれませんが、これからの世界はエンターテインメントが一番伸びる業界だと思っています。

63回目の記事は、アベンジャーズシリーズ15作目、フェイズ3の3作目「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス」について。
・「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス」2017年5月12日公開 【映画】
・「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」2014年9月13日公開 【映画】

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神曲のオンパレード。数あるアベンジャーズ作品の中でも、単体として一番面白いのは間違いなくこの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズだと思います。多分世間一般でもそういう評価。
個性的なキャラクターについて、SFの世界観について、流れる音楽について。この映画では魅力的な部分は数え切れないほどありますが、やっぱり一番は音楽についてではないでしょうか。
1では死んだ母が主人公に残してくれた「Awesome Mix Vol.1」というカセットテープとSONYのウォークマン。地球人である母親の青春時代である70年代のヒット曲が、カセットのA面B面にちょうど45分で入るようになっている。新曲がないアルバムの全米No.1ヒットになるサントラはまさに空前絶後で、なんというかこれらの名曲が映画の内容と見事にリンクして流れるから本当に鳥肌もの。
一番好きな曲はやっぱり「Ain't No Mountain High Enough」(1967)ですね。1のクライマックスで流れるこの神曲については、デュオで歌っているマーヴィン・ゲイとタミー・テレルの2人についてから語りたいレベルだが、ここでは割愛します。
一度聞いて見て下さい。私は最近毎日聞いています。
https://www.youtube.com/watch?v=-C_3eYj-pOM
「I want you back」をスタッフロールで流すのもイケてましたね、本当に帰ってきてくれて良かった。

さて、2の映画についてです。
チームはもう家族のようになり、グルートは可愛くなり、なんだかんだ宇宙は平和になった後、主人公ピーターの実父と出会い物語が進んでいきます。前回のテーマが母の愛だとしたら、今作のテーマは家族です。
クリス・プラット演じる主人公は、しっかりと映画の主人公をしていて、なんか見ていて本当に安心します。ガモーラとの恋の駆け引きも、ロケットとの罵り合いも、主人公っぽいという形容詞が一番似合います。
チームメンバーの中では今回はドラックスとロケットがお気に入りでした。なんたってこの2人がしゃべりだすと、思わず笑ってしまうシーンが連発するからです。終始ギャグにエッジが効いていて、楽しい気分のままエンディングまでひとっ飛びです。序盤でドラックスがモンスターの口の中から切り裂けば、厚さが薄くなると言い出したくだりは最高でしたね。ロケットも憎まれつつマジで愛してしまうキャラ。ロケットの声をブラッドリー・クーパーが、グルートの声をヴィン・ディーゼルが担当しているという無駄な豪華っぷり。
そして今作のハイライトはやはりヨンドゥでしたね。ウォーキング・デッドのメルルのイメージがめっちゃ強いですけど笑
ピーターの育ての親として背景も描かれ、戦闘も口笛で矢を飛ばしていく時の無敵っぷり。音楽が流れながら敵を全滅させてしまう強さには、反則級すぎて惚れ惚れしてしまいます。ぶっちゃけ今回は彼が全部持っていったと言っても過言ではないでしょう。

はい、キャラクターへの愛だけで記事が終わってしまいました。ストーリーについても文句なしの出来、世界中が楽しみしていた「Awesome Mix Vol.2」もやはり神曲揃いの素晴らしい音楽。後半主人公がブチ切れて能力を爆発されるシーンがあるのですが、それはこのカセットテープと愛用のウォークマンを踏み潰されたから。そりゃブチ切れますわ笑

宇宙がどれだけ広かったって、昔のように会いにくくなったって、好きな人と会うのに障害があったって、それでも呼ばれたらいつでも(品川限定)会いに行きます!
だってこの世界には、高すぎる山も低すぎる谷も広すぎる川もないのだから♪
それではまた来週!
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【ドクター・ストレンジ】アベンジャーズ追っかけはしっかりやります。 [映画]

今回はマーベルのアベンジャーズシリーズについて。
会社の福利厚生で映画のチケットが何でも安く買えることにやっと気付いたので、シネマイクスピアリライフの時のように、年10本以上映画館行こうと思いました。最高!
ということで、結構書きたい記事が多すぎるので今週は一挙2話です。
前回の61回目の記事「光のお父さん」はFacebookに上手く連携されていなかったのでリンク貼っておきます。
http://dbywars.blog.so-net.ne.jp/2017-06-10

アベンジャーズシリーズについては、フェイズ1のアイアンマン1からフェイズ2のアントマンまでの12作は、勿論全部見てきました。基本的には、アベンジャーズもDCもX-menも、アメコミ・ヒーローものは1作として欠かさずに見ているはずです。
フェイズ3の1作目「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」についての記事から、当ブログでも書き始めました。
http://dbywars.blog.so-net.ne.jp/2016-05-15

62回目の記事は、アベンジャーズシリーズ14作目、フェイズ3の2作目「ドクター・ストレンジ」について。
・「ドクター・ストレンジ」2017年1月27日公開 【映画】

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一挙2話なので少し短めにいきます。
ドクター・ストレンジは日本ではかなり無名ですが、アメリカでは結構みんな知っているほどの知名度です。アベンジャーズのメンバーの中でも相談役の方、人生経験豊富な知的サイドです。
主演のベネディクト・カンバーバッチが見事に演じきっています。初めのただの外科医だったところから、魔法使いになるまでの表情の作りの変化は見事でした。日本でもこの俳優さん大好き女子が物凄く多いと思っていますが(映画雑誌SCREENの先月号で人気1位だったはず)、私もシャーロックシリーズからスティグマの話、スタートレックの敵役まで全部好きでした。なので、評判は少しマイルドですが、必ず見ることは決めていました。
今回のヴィランはマッツ・ミケルセンが演じていました。スターウォーズ・ローグワンでお父さん役だった人ですね。最初は誰がラスボスかわかりにくかったです。

そして一番カッコ良かったのはやはり最強の魔道士エンシェント・ワン。ナルニア国物語の白い魔女役だったティルダ・スウィントンは、本当に何百年も生きていたかのような神秘的な見た目とオーラが漂っていました。
主人公と相棒がミラー・ディメンションで敵に追い詰められて絶体絶命の時に現れたエンシェント・ワンはかっこよすぎました。本当に世界最強の魔道士なのだなと。もう戦いが異次元過ぎて、映画でないと表現できないような超人バトルでしたけど、あの演出は神だなと思いました。

ストーリーについては、主人公がそこまで腕の回復にこだわる意味、絶望、必死さなどが前半で丁寧に描かれていたので、ストレンジに対する愛着は十分に湧きました。現実世界サイドでのレイチェル・マクアダムスが物凄く可愛かったのに、なかなか出番ないし、今後もあまり出番ないのだろうなーと思うと少し寂しいですね。ソーのシリーズでもナタリー・ポートマンが全然出なくなっていって、寂しかったです。
逆に悪い点は、モルドとカエシリウスの心の移り変わり方をもう少し丁寧に描いてくれないと、想像する余地もあまりなかったなーという点です。特にモルドは、今後も重要なキャラになりそうなので、ここを丁寧にやらないと次回作が駄作になってしまう危険もありそうです。

兎にも角にも、ドクター・ストレンジの参戦で、アベンジャーズもさらにファンタジーチックになる予感がしますね。ベネディクト・カンバーバッチの参戦、本当に嬉しいです。どれだけゴージャスな映画になっていくのでしょうか笑
それでは、次は一挙2話の2つ目へ。
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【ソーシャル・ネットワーク】インスタはじめました。 [映画]

SNS全盛期、IT企業が世界の覇者になる時代。マーク・ザッカーバーグという男は、知れば知るほど本当に合理的で、ずば抜けた考え方をしていると思います。Facebook関係のニュースに耳を済ませてみれば、基本戦略として、将来大きな敵は徹底的に潰すか吸収していることがわかります。そして、彼のM&Aの感覚は物凄いです。
一定時間で投稿が消える機能を始めたのはSnapchatでした。そしてとてつもなく早い段階で彼は買収を仕掛けます。このIT企業の巨人の買収を拒む会社は、現在ではそう多くはありません。しかしこの買収は失敗に終わります。そこからは徹底したSnapchat潰しが始まります。もう合理的すぎて本当に惚れ惚れします。

Instagramを始めた最大の理由は、ストーリーという機能を使ってみたかったからです。流行りの機能はとりあえず乗っかっておくプライベートライフを実現しておかないと、仕事にも支障があるなと思うこの頃です。因みに、先日初めてFacebookでライブ配信を行いました。絶対ぐだぐだだったけど、とても楽しかったです。
ただ便利だからという領域を超えた何かを人は潜在的に求めているからこそ、新しい繋がりや関係ができていくのかもしれません。その先にこそ、画期的な新しいサービスや世界を作るための何かがあるような気がします。今後事業を始めるにしても、投資をするにしても、SNSは精通しておかなければいけない一大ツールに感じます。

FacebookがInstagramを買収した2012年、その会社は設立2年弱で従業員13人の会社でした。そのタイミングでM&Aを仕掛け、現在インスタがどうなっているかを考えれば、マーク・ザッカーバーグという男の嗅覚がわかってくると思います。
周りの人間の目線ばかり気にして、誰かが始めたことしか行動に移すことができず、集団でしか考えることも行動することも出来ない社会人になってしまっては、彼のような夢を描きワクワクするようなことは決して体験することは出来ないでしょう。そのチャンスが来たとしても、逃げ腰が心に染み付いた後ではもう動けません。
そんな未来の自分を怖れる人全てに、この映画を紹介します。

記念すべき60回目の記事はソニーピクチャーズ配給、Facebookの誕生秘話の映画「ソーシャル・ネットワーク」について。そして、尊敬するマーク・ザッカーバーグについて。
・「ソーシャル・ネットワーク」2011年1月15日公開 【映画】

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カンブリア爆発というものをご存知でしょうか。突然起こった生物の進化で、その一瞬で動物の種類のようなもの(門)が3から一気に38になりました。その38という数字は現在でも変わっていません。
この原因については詳しいことは分かっていませんが、一説では動物に目が出来たのがその原因だと言われています。つまり、「見る」ということができるようになって、動物という種類が爆発的に進化したのではないかと。
この話からたどり着く結論はこうです。AIによる画像認識技術の昨今の異常な成長は、機械にこのカンブリア爆発が起こるその第一歩目なのではないかと。AIやロボティクスは現在のメガトレンドですし、世界で一番の画像センサを持っているSONYは戦い方次第で世界の覇者になれるのではないかと。
はい、ここまでお偉いさんの受け売りを誇大解釈してお伝えしました笑

そんな物凄い時代を作り出しているキーパーソンの一人、マーク・ザッカーバーグの学生時代からエドワルド・サベリンとの決別までを描いた映画が、この「ソーシャル・ネットワーク」です。
この映画の素晴らしい点は、主演の男3人、ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイクの演技が最高だということです。なんというか、実在した3人が実際に本当にこんな感じだったのだろうなーと思えてきてしまうのです。
そして、脚色されているストーリーもかなり生々しい。あくまで完璧人間な天才を描いているわけではなく、人間味溢れる登場人物たちが自分たちのワクワクする方へ向かっていったら、このようなドラマ的な人生になっていった、というストーリーだと思います。映画として綺麗に完成されています。

共同創業者のエドワルドと決別するための調停から物語は始まります。彼を演じるアンドリュー・ガーフィールドがまた良い。アメイジング・スパイダーマンシリーズの印象が強い彼ですが(本当にあのシリーズで3をやって欲しかった)、天才に惹かれながらも自分は天才ではなかった歯がゆさを感じていた愛すべきキャラを描けていたと思います。見方によっては、主人公が一番の悪者のように描かれていますね。自分は、全くそうは思いませんでしたけど。
もう一人の天才のショーン・パーカーとの出会いや関わりも面白かったです。次のステージに行くと、今までのステージに留まり続ける人とはお別れしなければいけない。この映画の真のテーマはそこにあるような気がします。難しい。
もうスペースがないので、それではまた来週!
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【パッセンジャー】老後に月か火星に行く予行練習をしてきた。 [映画]

GWはさらっと記事更新サボりました。毎日誰かが家に遊びに来ていた1週間でした。マリカ8やボンバーマン、Just Dance 2017についてはまた今度書きます。あとはそろそろボードゲームについても書かないとですね。しかし今回は映画の記事です。
一人暮らしを始めてから住む場所が変わり、安く映画を見られなくなったため映画記事の更新が減っていました。ここ数年は、毎年10本以上映画館で見ていたのに。
しかし久しぶり(3ヶ月ぶり)に映画館で洋画を見て、やっぱり少し無理してでも映画館に行こうと思いました。毎回レイトショーにすればそこまで高くないですし。あー、男子も1000円で映画見られればいいのに。

56回目の記事はソニーピクチャーズ配信の映画「パッセンジャー」について。
・「パッセンジャー」2017年3月24日公開 【映画】

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あらすじです。近未来、120年かけて人工冬眠して宇宙移民をする旅行パッケージが登場。約5000人を乗せた大型宇宙船で、全員が冬眠しながら地球とは違う星に向かっていました。そこで人口冬眠ポッドの故障で、90年早く目覚めてしまった主人公のジム。
再び冬眠できないというクソ仕様に苦しみながら自堕落な生活を送り、老いて死ぬまでこの宇宙船内で生きていく絶望の中、自殺を考え始めます。
しかし彼は人間としての禁忌を思いついてしまいます。一目惚れした美人の女性を事故に見せかけて冬眠から起こし、被害者同士2人で暮らすという考えです。孤独で苦しみ続けた彼は、美女のオーロラの眠りを遂に覚ましてしまうのでした。

まずこのシチュエーションを考えた脚本家に拍手を贈りたい。人工冬眠や宇宙移民が当たり前になるだろう近未来において、決してありえないとは言えない状況を作り出し、ご都合主義ではないドラマを作り上げられた。初端から主人公のジムに100%感情移入して見ていました。
そして感情移入したもう一つの理由があります。それはこの映画を一緒に見に行った人が、お互い長生きして家族や友達がみんな死んじゃったら、一緒に月か火星に移住しようねと話していた人だからです。むしろ、その予行練習のためにこの映画を見に行ったと言っても過言ではありません。
この場を借りて、ここでも少し募集をかけておこうと思います。

【ゆる募】老後(子どもが独立した後)に一緒に月か火星に移住してくれる人。

はい、一番重要なことは書いたのでもう閉めてもいいのですが、まだ半分スペースが残っているので感想を書いていきます。(本来は映画等の感想を書くブログ)
主役のクリス・プラットは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ジュラシック・ワールド」の主役だった人です。顔も格好いいし、孤独な哀愁も漂っていて良い俳優でした。でもやっぱりお目当てはヒロインのジェニファー・ローレンス。一番好きな女優です。因みに二番目に好きなのはナタリー・ポートマン。
仕草や表情一つ一つでガッツリ心を掴んでいくジェニファー演じるオーロラを見ているだけで、基本的には楽しめる映画なのですが、見どころは先の見えない展開と、二人の間の最悪なシチュエーションでの人間ドラマです。

まず一つ目。孤独に耐えられなかったジムが、人間としての禁忌を犯して、一人の人間の人生を奪ってまでも、自分のために美女を目覚めさせてしまうところまでは予告通りなのですが、その後この物語がどこに進んでいくのか全く予測がつかないです。同じく宇宙を題材にした最近の「オデッセイ」や「インタステラー」も超のつくほどの名作で、先の展開が全く読めない感じが楽しかったですね。
後半はやはり映画らしく怒涛の展開になっていきますが、全てが妙にリアルで、ご都合主義がほとんどないように感じられたので、自分だったらここでどうするかを常に考えながら見ていました。やっぱり普段のイメージトレーニングは大切です笑

そして二つ目の人間ドラマ。クリス・プラットもジェニファー・ローレンスも演技力が凄い2人なので、やり取り一つ一つに惹かれます。絶望と秘密を抱えながら2人で幸せになろうとするジムと、絶望の中でも希望を見つけたところからの落差に狂いそうになるオーロラ。もう一度書きますが、この状況を考えついただけで、十分映画になる題材でした。
感情移入すればするほど、この状況で生きていくことへの絶望は果てしないなと思いつつ、それでも自分だったら主人公と同じ行動をしてしまうなと思いつつ、複雑な心境でエンディングまで見ていました。最後の行動だけは、自分がヒロインの立場だったら違う選択をするなとも思いました。

「ゆる募」で募集しましたが、私がこの映画と同じシチュエーションになったら、友達みんなのことを起こします。たとえそれでどれだけ恨まれることになっても。
それでも一緒にいつか宇宙に行こうという人、絶賛募集中です。
それでは、また来週!

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【イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密】(ネタバレ回)神になるということ。 [映画]

Netflixにこの映画が上がっていることを知ったその次の日には、仕事を早めに切り上げて家で映画鑑賞していました。当時、予告を見ながら映画館に行かなきゃと思いつつも、結局観られなかった映画ってどうしても気になりますよね。
今はシャーロックシリーズのファンになって、ベネディクト・カンバーバッチも大好きなので、鑑賞しない理由はありませんでした。Netflixで映画を観るのは実は久しぶりでした。
嗚呼、いつかもっとテレビを大きくしたいなー。

46回目の記事は、ダンスゲーム「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」について。
・「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」 2014年公開【映画】

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第2次世界対戦中、イギリス含む連合軍はドイツ軍が無線で飛ばしている暗号を解読することに力を入れていました。ナチスの暗号「エニグマ」は解読不能と言われ、各国が解読を諦めていました。この物語は、そのエニグマを解読する機械を発明し、大戦を連合軍の勝利に導いた一人の天才数学者「アラン・チューニング」のお話です。
アラン・チューニングは実在する人物で、現在はその方の歴史が検索で簡単に出てくるので、ネタバレありで今回は書こうと思います。因みに、現在のコンピューターの基礎を作った人です。実話です。

https://www.youtube.com/watch?v=Lzd7MAd0J5A
天才数学者であるアランとそのチームが、ナチスの暗号「エニグマ」を解読しようと奮闘します。軍というコミュニティでのやり方、チームリーダーの交換、ヒロイン(キーラ・ナイトレイ)との出会いなど濃密なストーリーが展開していき、この暗号を遂に解読できた時は手に汗握る興奮を感じます。
最初は主人公に対して懐疑的だったチームメンバーが、彼が首になりそうなところを全力で助けようとするところなど、熱い展開が続いていった上での、「解読完了」というクライマックスがやってくるのです。

しかし、この物語の真骨頂はここから先だと言っても過言ではないでしょう。彼らのミッションは暗号を解読することでしたが、真の目的は戦争に勝ち、なるべく早く戦争を終わらせることです。
そのためには、ドイツ軍にエニグマが解読されたことを勘付かせてはいけなかったのです。
そこで命の選別が始まります。
全ての戦いに勝たせると、すぐに解読がバレてしまいます。
アランたちはMI6と協力して、情報の価値を値踏みしていき、解読結果を小出しにしていくことにしました。

解読メンバーの中に、兄弟がどこで戦っていて負ける戦況だと分かっていても助けることが出来なかったり、スパイがいたり、主人公の同性愛が知られたりと、解読後こそ大きなプレッシャーと秘密を抱えながら苦しんでいくことになります。
神でも何でもない一人の数学者が、毎日、命の選別をしていくのです。助かる命、助からない命。
もし、このような葛藤に苛まれなければならないのならば、私は決して神のような力など欲しくはないと思いました。
そして、ノルマンディー上陸作戦で、連合軍の勝利が決定的になっていったのです。

実在したアラン・チューニングはこの数年後、同性愛が罪として問われ、薬物治療のため、この世を去っています。彼の戦争への貢献の業績は、世界では50年以上機密事項として扱われてきました。
多くの歴史評論家によると、彼の業績は1200万人以上の命を救い、戦争の集結を2年以上早めたとされています。2013年、エリザベス女王によって死後恩赦されました。彼の発明は、今、コンピューターと呼ばれています。
天才は当時全く報われることなく死に、最近になってやっと日の光が当たったのです。

「Sometimes it’s the very people who no one imagines anything of who do the things that no one can imagine.」
「時に、誰も想像もしない人物が、誰も想像できない偉業を成し遂げる」

非常に面白い映画でした。戦争中、数多くのそれぞれの戦いがあったのでしょう。一人の天才の一生を、映画という媒体を通じて知ることが出来て良かったです。
次はカンバーバッチとはシャーロックシーズン4で会えるかな。Dr.ストレンジは多分見ないです。
それではまた来週!
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【ザ・コンサルタント】安定と安心のベン・アフレック。 [映画]

最近、日常に英語が押し寄せてきています。朝の英会話教室が始まり、仕事のメールも半分は英語、ヒアリングマラソンもいい加減積み過ぎてしまっているので連日少しずつでも消化。
人と会う時間は削れないとなると、削るべきは仕事の時間とゲームの時間。お陰様でKH2.8も全然進められていません。ウォーキング・デッドもシーズン6に入って止まってしまいました。でも逆に、こういう時ってなぜか本を読みたくなるもので、2月は少し小説を読む月にしたいなーと考えています。

44回目の記事は、映画「ザ・コンサルタント」について。
・「ザ・コンサルタント」 2017年1月21日公開【映画】

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ベン・アフレック主演の映画は、結構欠かさずに映画館で見てきている気がします。2010年の「ザ・タウン」から始まり、2012年の「アルゴ」、2014年の「ゴーン・ガール」、最近は2016年の「バットマンvsスーパーマン」まで。
http://dbywars.blog.so-net.ne.jp/2016-04-02
そして今作「ザ・コンサルタント」は地味に彼主演作品の中でも高い興収を叩き出しています。相変わらず日本公開は遅れてやってきていますが。
https://www.youtube.com/watch?v=6or2Z629qmQ

私がベン・アフレックものの映画に外れがないと思っている一番大きな理由は、とにかくご都合主義が一切ないこと。
基本的な洋画は、アクションシーンやスリリングさを優先していて、ある程度は娯楽として矛盾や無茶に目を瞑って楽しまなければならない苦手があります。それでも邦画の甘ったるい優しさより数段マシですけど。
今作の主人公も号にもれず桁外れの強さを有しているのですが、そこに対する違和感が一切仕事しません。彼の少年時代を懇切丁寧に描いているため、どうしてこのようなキャラクターが出来上がったかについて、すんなりと理解することができます。
自閉症の子供が、コミュニケーション能力の対価として、数学系に関して天才的な頭脳を持つことがあることは昔からよく知られていますが、主人公は軍人の父親から武術も教え込まれます。この父親の愛情が不器用なのに深くて、地味に感動します。自閉症の子供がいる家庭の典型的成り行きを見ているようで、少し苦しいのですけど、励まされる部分があります。
この映画のテーマの中で、アウトプットできない自閉症の人が悪いのか、インプットできない我々が悪いのかという命題があるように感じました。主人公をサポートする組織or人が一体誰なのか、闇の職業で稼いだお金はどこに行っているのか。この辺の謎がすんなり解けた時、アウトプットが苦手なだけの自閉症に対する認識を改めなければならない気がしてきます。

自閉症と戦う、死んだ目をした優しい主人公のキャラクターも、続編絶対出ると確信できるくらいには素晴らしいのですけど、やっぱりこの作品の目玉はぐうの音も出ないほど100%謎が解けていく緻密なプロットです。
主人公がなぜ刑務所にいたのか。なぜ闇の組織の会計をするのか。それなのになぜ殺されないのか。家族はどうなったのか。主人公の味方は誰なのか。主人公を探す商務省の長官は一体誰でなぜ探すのか。巻き込まれた会社の事件は何が起こっていたのか。なぜ殺されたのか。黒幕は誰なのか。
かなり多くの謎が広がっていきますが、想像の余地がないほど完璧に落とし所に収まります。でもかなり頭を使って見ていないと、気づけないかもしれません。このさじ加減が絶妙でした。
見栄えのするアクションや緩急があるわけではないので、考えないで見られる娯楽映画を期待していると的外れ感があるかもしれません。
それでも、全体像が見えた瞬間や電話の女性が誰か気付いた時の快感は、ゴーン・ガールのラストに匹敵するのではないかと個人的には思っています。
正直私は、スタッフロールが流れてからぼーっと考えて1分後に、主人公をサポートしていたのが誰か分かりました。その嬉しさだけで映画を見た価値があったような気すらしました。

大好きな映画をいつか英語のまま字幕無しで見られるようになるまで、日進月歩していきたいですね。世の中で成功するためには、本当に当たり前のことを、ずっとやり続けることにあるのだな、と思います。
そんなわけで、このブログもまだまだ続きます。
それでは、また来週!
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【ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅】(ネタバレ回)パン屋と魔法使いとジョニデ。 [映画]

3/3、Nintendo Switchが発売します。今日から予約開始だったので朝から予約戦争してきました。PSVRと違ってすぐに予約できて一安心です。それでも9:10にはアマゾンの在庫なくなっていましたけど。これで、これからは家での4人TVゲームのクオリティが一気に上がります。マリカの発売はGW直前です、早くスマブラやマリパも発表されないかなー。最初のうちはゼルダ新作とボンバーマンですかね、そして夏はスプラトゥーン2!
PS4の方は、来週末にバイオ7が出ますね。VR持ちならやるべきタイトルなのでしょうが、さすがに怖すぎてメンタルがヘラっちゃいそうなので様子見です。FFXVは遂にプラチナトロフィーゲットしました!コンプするまでに60時間使いました、あー楽しかった。トロコンはFFゼロ式HD以来です、やっぱりFFが大好き!
MHF-ZもG級で少しこなれてきました。そしてやっと、買っておいたキングダムハーツ2.8に入ります、まずは3Dから。嗚呼、新年早々素晴らしきゲームライフかな。

43回目の記事は、ハリーポッターシリーズの世界観でお送りするJ・K・ローリングの新作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」について。
・「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」 2016年11月23日公開【映画】

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いやー、大作映画が外れることってもうないんじゃないのかというほどの完成度とクオリティ!誰が見ても面白いと思えるだろう王道のファンタジーになっていると思います。
今回は公開からもう結構時間が経っているので、ジョニー・デップが出てくるところまでバリバリにネタバレしていきます。まだ見ていない人はここで折り返してください。

ハリーポッターの時系列よりも前の、教科書「幻の動物とその生息地」の著者のニュートの物語です。エディ・レッドメインはめっちゃ味がでています、すごく魅力的な主人公になっています。
4人の主人公ポジションもかなり良い。まずはヒロインのティナ。キャサリン・ウォーターストンが演じていますが、びっくりするほど可愛い。個人的にはエマ・ストーンやエミリア・クラークと並ぶ可愛さだと思います。でも今作のキャラ的には、24のクロエ・オブライエンを思い出してしまいました笑
そしてティナの妹のクイニー。後半までモブだと思っていました。でもしっかりお姉さんを救いに来たり、これからキャラが立ちそうな予感がしますね。人の心が読めてしまうって掘り下げがいのあるキャラ設定。
そしてやっぱり今作のみんな大好きナンバーワンは文句無しでジェイコブでしょう、異論は認めません。初めは銀行でぶつかっただけの、本当にただのモブだ、としか思えないほどのインパクトのなさ、平凡さを醸し出していたのに。終わってみたら準主役でしたね。魔法使いもので一切の魔法も使えず、魔法動物に翻弄される観客目線のキャラ。馴染むのも途中から早い!凍ったセントラルパークでニュートとあたふたするシーンはとてもほっこりします。
そして最後のクイニーのお別れのシーン。忘却魔法ものの王道だけど、しっかり胸に刺さりますね。パン屋さんになった後にクイニーがお客さんで来るシーン、なぜか邦楽で「Boy meets girl~♪」と脳内再生されていました。次回作も是非ジェイコブ出てきてください、お願いします!笑

さて、次回作ですが、J・K・ローリングさんは第2作は書き終わっているらしいです。公開は2018年の11/16ですね。
少しずつニュートの過去の人とかが関わってくるのでしょう、レストレンジとか。でもやっぱり一番深く関わってくるのはグリンデルバルトだと信じています。ダンブルドアの親友だったグリンデルバルトさんを演じるのがまさかのジョニデとか、やっぱりシリーズ化決定している大作はやること違うわ!火星に着いたらマット・デイモンがちょい役で出てくるぐらい凄い!笑
今作はグレイブスことコリン・ファレルがずっと暗躍していましたね、ジョニデになったらもう出てこないのかと思うと少し寂しいですね。

最後に少しストーリーも触れておきます。オブスキュラスがクリーデンスの年齢になるまで成長し続けたらここまでなるのかというほどの攻撃力でした。ディメンターレベルで怖い。ニューヨークでここまでやっちゃっていいのかというほど滅茶苦茶でしたね、ゴーストバスターズでゴーストが暴れまくった後みたいに。
最後に地下で、クリーデンスを追ってきたグレイブスとニュート、そしてマクーザの魔法使いたちがぶつかります。ガチンコの魔法バトル、格好いいですね。でも杖と杖のバトルってどうやって勝敗がつくのかあまり分からないんですよね。基本アクションシーンは何も考えず楽しめる性格なので問題はありませんが。

登場人物も今作でわかってきたし、次回作はもっと深く入り込めるのではないかと期待しています。最低でも3作は続くので、まだ見ていない人は是非見に行ってください。
それではまた来週!
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