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【トットてれび】黒柳徹子さんから人生を学ぶ。 [ドラマ]

PlayStation VR、PCの前でずっと張り付いていたのに余裕で予約できませんでした。
どうしても発売日に欲しかったので、今日は朝からローテンション。ああ、早く仮想現実に行きたい!!

16回目の記事は本日最終回だったドラマ「トットてれび」と黒柳徹子さんについて。
・「トットてれび」 2016年4月~6月 【テレビドラマ】

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30分×全7話。とても少ない時間ながら、NHKの本気が垣間見える良作でした。
若者たち2014やごめんね青春などで大好きだった今個人的に一番大好きな女優の満島ひかりさんが、日本で最も尊敬している黒柳徹子さんのドラマを演じるとか完全に私得です。
前半はトットてれびについて、後半は徹子さんについて語ります。

50年以上の歴史を持つテレビジョンで、テレビ1年目から女優を務めている現在唯一の伝説の存在「トットちゃん」こと黒柳徹子さんの反省をテレビジョン中心で描いたドラマです。
正直20代の私にとってはこのドラマに出てくる登場人物に全く愛着を抱いていませんでした。渥美清さんも向田邦子さんも森繁久彌さんも全然知りませんでした。しかし、なんなんでしょうこのドラマ。役者の演技が豪華すぎて、みんながみんな憑依されていて、一緒にその頃の時代にタイムスリップできちゃうんです。
最終回は吉田鋼太郎さん演じる森繁さんの回。松重豊演じる中華飯店の王さんが老人ホームで歌いだすシーンが、当時の視聴者目線で丁寧に描き切った今日のハイライトでした。

第1話で武田鉄矢さんや大森南朋さんが演じるプロデューサーで「どこも変じゃありません。あなたのそのまんまがいいんです。直すんじゃありませんよ。」のところから号泣して始まり、満島さんと濱田岳さんのやり取り見て笑って、「買い物ブギ(byEGO-WRAPPIN’)」「上を向いて歩こう(by錦戸亮)」「スーダラ節」などの音楽で閉める。
後半戦ではミムラさんの向田邦子さん編、中村獅童さんの渥美清さん編、そして森重さん編。この3人との友情がまた良いんです。徹子さんの周りにはその個性を否定する人が一人もいなくて、だからトットちゃんはこう育ったんだなって愛がとても細かく表現されていて。向田さんの留守電が鳴り続けるシーンや、渥美さんの最後の泣き笑顔のような表情で完全に涙腺やられました。
満島ひかりさんが出るドラマは今後も必ずチェックしようと思います。本当に徹子さんそっくりでした。


トットてれびについての感想はこの辺にして、残りは黒柳徹子さんについて。
「私、生まれつきなのって決めちゃわないで、自分で自分なりの心の動きを楽しんだり、ものごとに興味を持つように自分を作っていく、変わっていく努力をするのも面白いと思います。」本当に人生楽しんでいるなと思います。
毎週楽しみに見続けて久しい私のイチオシ番組「世界ふしぎ発見」のエピソードでこういうものがあります。30年前の出演交渉の際に徹子さんはクイズ番組はやりたくないと断りました。しかしこの番組は正解した人が賢いというクイズ番組ではなくて、多様性のある答えを考える歴史の勉強にしていくと言われ承諾しています。その時徹子さんは「収録前に放送回の大まかなテーマを教えて欲しい、本を読んで勉強したいから」と条件を出しています。それからずっと徹子さんの読書量は少ない時でも平均週5冊、多い時で16冊だそうです。そこまで勉強熱心なら「日本で唯一黒船を見た女」と噂されるのもちょっと分かります。
「老人とは、気分が動かなくなった人のことを言う。次々と何かをしたいという気持ちでいられる人は、いくつになっても、たとえ体が動かなくても「老人」と呼ばなくていいですよね。」今年82歳でも、徹子さんは老人ではないと思います。私も図書館に熱心に通う人間になりたいものです。

そしてやっぱり一番凄いのはユニセフ親善大使を初めとした社会貢献の量だと思います。主にアフリカやアジアの子供たちに対して行っており、毎年直接訪問もしています。
「私は世界中の子供を救おうなどとは思っていない。… 私が行くことで辛い中にいる子供たちが、何か面白そうな人が来たと思って少しでも心が和んでくれればいい。私が子供たちを抱いて、少しでも穏やかな気持ちになってくれればいい。そしてそのことを皆さんに伝え、皆さんが関心を持ってくれればいいと思っている。」
私がこの世界で最も残酷だと思うことは2つあります。無関心でいることと、行動せずに偽善だと切り捨てること。
徹子さんだけでなく、世界中には多大な社会貢献をしている人がたくさんいて、勿論会社という組織もそのために作られています。自分の成長や家族の幸せが一番大切なことなのは言うまでもありませんが、これから予想もできないほどの激動の未来を長い間生きていくのなら、徹子さんのような貢献も必ずしよう!
そんなことを考えた週末の夜でした。
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