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【シャーロック 忌まわしき花嫁】いつの時代も221Bに彼はいる。 [映画]

Miss me? 始めたからにはちゃんと毎週更新しますよ。

2回目の記事は現在公開中の映画「シャーロック忌まわしき花嫁」。
・「シャーロック 忌まわしき花嫁」 2016年2月19日公開 【映画】
・「シャーロック」 シーズン1~3 2010~2014年 【海外ドラマ】

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2015年の暮れ、イギリス人の英語の先生が私に年末年始は何か予定あるの?と尋ねました。
特にないと答えたらこれを一気見することを強くお勧めしてきたんです。
そう、英国のBBCで放送された海外ドラマ「シャーロック」。

NetflixにはなかったのでHuluで見ました。1話90分で、1シーズンに3話しかないというまさかのシリーズ。
でもシャーロック・ホームズ最初の小説「緋色の研究」を捩った第1話「A Study in Pink」を見た瞬間分かりましたよ、このクオリティは毎週書けるものではないと。
このドラマは脚本の完成度が高すぎる。さすがですよマイクロフトさん。

ミステリーものはやはり本で読んだ方が面白いと個人的には思っていまして、映像化されるとミステリー要素を含んだアクションになりがちなのであまり好きではなくて。
自分のペースで考えながらページを繰れるからミステリーは面白くて、ハリウッドものだと展開が速すぎるし、日本ものだと展開遅くてもう表情映すの長すぎるよってなっちゃう。
でもこのシャーロックシリーズだけは違うんです。ミステリーの本場イギリスで本気で金と時間をかけると、ここまでの作品を作り上げることができるのかと、もう脱帽ですね。

今まで見てきた映像作品で最もクオリティが高いと思った作品は何かと聞かれたら、間違いなくこのシャーロックシリーズを上げます。
このシリーズの凄いところは、世界中のシャーロキアン達に敬意をこれでもかってほど払っている点。
原作をこよなく愛している天才たちが集まったからこそ、この作品が英国の象徴として世界中に広がったのだなと。

さて、今回は映画の記事なのでそろそろ映画の話へ。
2016年の元旦に英国で最も多くの人が待ちわび見ていたテレビドラマ、それが「シャーロック 忌まわしき花嫁」である。
日本に上陸するのはまだ先になるかと思いきや、まさかの劇場で登場となったのである。
だからここではっきり言いましょう。このドラマのシーズン1~3を見ていない人は、この映画を見に行っても何も楽しめません。あくまでシリーズの続編、スペシャル版を映画館で見られるだけです。

しかし今回は1話限りのスペシャル版。何が違うのかというと時代背景が違います。
このシリーズは現代版のシャーロック・ホームズとしてICT機器を使いこなす名探偵ですが、このスペシャルはヴィクトリア時代のロンドンを舞台に物語が進みます。
じゃあただのスピンオフで、シリーズの物語とは関係ないと思われがちです。ええ、私もそう思いながら見に行きましたよ。
しかしこの映画は確かにシーズン3の続編でした。歴代のシャーロックファンや原作者のコナン・ドイル氏すらも利用した最強のストーリー構成を隠し持っていたのです。
ファン向けのスペシャル版だと気を抜いていた自分自身に反省したほど、これはいつもどおりのシャーロックでした。
そして相変わらず伏線が巧妙。今思えば特典映像として上映前に見た、「ヴィクトリア時代は男が料理することを法律で禁止していた。」という時代背景すら利用した最高級のミステリーでした。

ドラマシリーズの最高に強烈な全9話については、また今度書こうと思います。
最後に、敬愛するジム・モリアーティ教授の名言を一つ。
Every fairy tale needs a good old-fashioned villain.
そう、最高の悪役がいて作品は輝き出す。
コナンの映画の天国へのカウントダウンみたいに、コクーンで彼らに会えるように早くならないかな。
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